刻む 2000展  展示風景


AM 9:30 平助筆の橋本さんと表具師の御田君が、それぞれワゴン車で書芸院へ到着。そしてあまねやの川口さんも手伝いに来てくれた。会場にコーナーを作るためのブラックとグレーを塗った120×220cmのコンパネ16枚と60×220cm16枚を橋本さんのワゴンに詰め込む。そして会場に彩りを沿えるための花を入れるための、古い越前の大甕や常滑・信楽・沖縄・薩摩の壷、アフリカドゴン族の一枚板のドアなどを御田君のワゴンに乗せる。作業中に田主丸から花いっぱいの車で上野さんが到着。これですべてが揃う。

AM 11:00 花と上野さんを乗せてアクロスへ着くと、もうすでに会員の方達が荷物を運び込む最中。コンパネは重いし大きいし運ぶのが大変である。2階の交流ギャラリーまで運び終わると、それから壁作りである。備え付けの移動パネルを前回の「書のある風景」と同じように設える。そちらは川口さんに見てもらう。もう一方でコンパネを針金で繋ぎ合わせて壁を立ち上げる作業。こちらはアルバイトを頼んだ学生さんや御田君と一緒にペンチやのこぎり、インパクトドライバーを使いながら作っていった。そして、設えの終わった壁に、パネルの大きな作品を並べてみる。こちらは川波君に見てもらった。AM12:40会場の設えが整う。ここで昼食。

PM 1:15 作品の配置を始める。大体パソコンでのシュミレーション通りに収まっていったが、コンパネで立ち上げたコーナーが予定通りの作品を入れると窮屈になるので、変更した。3点ばかり気の毒に感じる場所が出来てしまい残念だった。それぞれの作品に照明を当てると、会場は華やかに輝いた。作ってきた行灯や椅子も上手く会場を引き立ててくれた。そして最後の仕上げの花入れである。今日は調子が悪いといいながら、上野さんが次々と活けてくれる。何度か手直しをやりながら、これでいいというところで帰り支度。ところが一点だけどうしても気に入らないものがあるからということで、やり直し。その一点も上手く入り、ここでお客さんを迎えられるようにすべてが整った。

PM 4:30 帰りの車が一緒だった、南滄、上野、豊福さんと無事飾りつけが終えたことを喜びながら、ホットと一息のお茶を飲んで帰ってきた。


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