春
spring 2000
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2000・6・11 PM1:30―6:00
梅雨に入り昨日は雨だった。雨が降るんじゃなかろうかと心配したが、大丈夫だった。山へ着くと案の定、茫々の草が迎えてくれた。早速草刈を始める。・・・最近は体の調子が余りよくない。「刻む2000展」の時も腰を痛めて、針を打ってもらった。今日も鎌を振っていると何となく背中がつったような感じがする。情けない話だ、もう若くはないというのが現実である。草刈は早々に切り上げてお客さんを待つ。通りの方で車の止まる音や、子供の声はするのだが、小屋の方へは誰もこない。こんな時には瞑想に限ると、静かに座って気持ちを落ち着かせる。鳥の鳴き声が色々な響きで聞こえてくる。窓の外は何処も緑が深ぶかとしている。すずめ蜂が部屋の中へ入ってくる。窓ガラスにぶつかりながら、やがて外へ出て行った。3時近くに中川さんが一人で見えた。コーヒーを出してしばらくすると、木工の山口さんが見えた。山ではひさしぶりの3人で、色々と話は飛びながら盛り上がっていった。ハイライトは山口さんが料理屋を建てる話、2間4間で寸時舎と同じ規模、内壁を寸時舎のように中塗り状態の壁で仕上げたいとのこと。下手さ加減が魅力的らしい。山口さんは木工の前に3年ばかり大工の修行をしていたので、家も建てれるのである。色々とイメージは膨らんでいるようである。建築の様子をこのページでも紹介してみたい、11月頃から本格的な作業に入るらしいが、今から楽しみである。
久しぶりの山口さんとは6時までおしゃべりしていた。12月には「ギャラリーおいし」で個展をするとのこと、これもまた楽しみである。
2000・5・7 PM1:30−3:00
展覧会準備の合間をぬっての寸時舎可否。あわただしく出かけて行く。朝のうちに雨がぱらつく。車を走らせていたらまたぱらぱらと降ってくる。通り雨の感じでさっと上がり、明るい陽射しが戻ってくる。山口を抜けて山道に入って行くと新緑が生きいきと迫ってくる。色とりどりの緑に包まれて聞こえてくるのはうぐいすの鳴く声、いつ聞いても新しい。
実は5日の日も寸時舎に来て、食事会をやった。その日も気持ちがよかったが、夏の暑さだった。そのことはまた別のページで紹介するとして、今日はひま。お客さんなしの日だった。一人でおいしいコーヒー飲む。写真は新緑の奥にぼんやりと見える山藤の花。濃い緑の葉っぱに赤紫のまだ熟れていない茱萸(グミ)の実。まろやかな苦味の美美コーヒーBブレンド。etc・・・。
2000・4・9 PM1:30ー 5:00
のどかな春の日だった。山神ダムの湖の周辺には桜が移植してあり、その桜が満開だった。そんな行楽日和、だがコーヒー屋さんは今日も暇。中川さんの奥さんから、手作りパンの教室のチラシを作るので、デジカメで撮って欲しいと頼まれていたのだが、その中川さんも見えない。外で長々と横になっていたら、車の止まる音がして子供のはしゃぐ声がきこえてきた。中川さんだろうと構えていると、隣の竹林に筍を掘りに来た人達だった。
この前来た時に小さな椎茸がポツポツとしか生えていなかったので、今年はもうダメなのかと思っていたら、大きく開いた椎茸や食べ頃の椎茸、そして小さい椎茸がゾックリ出ていた。
3時を少し廻った頃に奥さんがたくさんのパンを抱えてご来店。その後、中川さんが上田さんと一緒にみえた。つつじ寺の水車を修理してきたとの事。写真撮影の後手作りパンをご馳走になった。
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