夏
summer 2000
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寸時舎にて
2000・9・23 PM1:30-4:00
日曜日に研究会や展覧会の飾り付けなどの行事を入れるので、寸時舎可否店の日が決まらない。今回は祭日の日に無理やり入れた。来月も日曜日が全部詰まっていて、平日にやるしかないが今は決められないでいる。
山は涼しい風が吹いていて心地よい。ヤマガラのハスキーなジェイジェイと鳴く声を久しぶりに聞いた。すごくお洒落な鳥で、私の大のお気に入り。草茫々の庭に咲いていたコンペートの花(本当の名前は何だろう、砂糖菓子のコンペートに形が似ているので、そう呼んでいた)をアップでカシャリと音がしないのがデジタルの寂しさ。強く押さえなければならないのでブレが出る。ハゼの木は紅葉し始めていた。写真撮影も終わり部屋で外を見ながらのんびりしていたら、中川さんが一人でみえた。子供たちがいないので、今日は静かにのんびりと時間が過ぎていった。何か色々話した。そういえば稲の方は失敗だったそうだ。最初に播いた稲は育って穂も付けているそうだが、あとで播き足した稲は育ちきれないで雑草から負けたそうだ。自然農法もなかなか難かしい。モミを播く時期が遅くなったのが失敗の最大の原因らしい。モミを早く播くには麦の収穫を早めて、早く麦刈りをしなくてはいけないそうで、天気との関係もあって、なかなか難しいようだ。
ところで皆さん、「黄身の色が強くて割った時に丸みの強い卵は、立派な卵と思っていませんか。それは間違いです。薬で簡単に作れるそうです。薬といってもよくない薬です。うたい文句に誤魔化されないようにしましょう」。
2000・8・13 PM1:30−4:00
お盆だから6日の日に変更していたのを、すっかり忘れていた。今日、山でコーヒー屋さんをやって来た。ほとんどお客さんがないので、なんとなく適当になってしまっている。珈琲店も名ばかりで最近は旗も出してない。こんなことでいいのかな、まあ、お客さんもないことだし、いいか。
今日も鬱陶しく蒸し暑いんだろうな、ット、覚悟して行ってみたら、とてもいい風が吹いていた。秋の風を感じた。本日はコーヒー屋さんより、9月4日からギャラリー聚でおこなう「造形展」の額作りをしようと道具を持ってやってきた。写真は万力で材木を挟み、カンナで削っているところ。何かよく解からない。今度はタイマーをセットして作業中の写真も撮ってみたい。早めに出かけて来ていたので、結構削れた。お盆だし今日は誰も来てくれないだろうと、一人で珈琲にしていたら、中川さん一家がみえた。
来月は都合で9月23日の土曜の祝日にOPEN。おいしいコーヒーを用意して旗立てて待っています。
2000・7・2 PM1:30−4:00
梅雨とは思えない、強い陽射しの夏の始まり。部屋に入るとむっとする暑さ、急いで窓を開け放す。寸時舎は緑のグラデュエーション、花の色を探したが一つも見つからない。地面には小さな笹がいっぱいで、なんとも暑苦しい。早速草刈だ。最初は少しだけのつもりだったが、刈るうちにだんだんと空間が明るくなっていく、それじゃということで、ばさばさと竹をなぎ倒していった。汗が出てくると蚊がよってくる。蚊取り線香を回りに炊いての作業、汗びっしょりになってしまった。
3時近くに中川さんが上田さんと一緒にみえた。花ちゃんと風ちゃん上田さんの長男のまあ君達はそこらにあるものを並べながら遊びだした。大はしゃぎで仲良く遊んでいる。
大人の方も直島の話から、建築の話、解からないモダンアートが何のか、岡本太郎の「太陽の塔」の圧倒する存在感であるとか、芸術を理解しない行政の性質など、話題は広がっていった。 |