winter


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2000・3・5 PM1:30〜3:30
      

 気持ちのいい日和だった。山に着いて坂を登っていくと、なんとなく落葉が湿っぽい。雨が湿らせたようだ。車で登ってくる途中の道沿いの梅の花も清々しかった。今日のお客さんは中川さんと風ちゃんの二人。そんな訳で中川さんとゆっくり話が出来た。そのうち風ちゃんが帰りたいといいだしたので、いつもより早く中川さんは山を下って行った。それから私は倒し掛けの桧を倒しにかかった。ある程度枝を落として、幹を途中から切り離し、大木は無事着地。
 写真は教室の子供たちの素焼きの陶印。額を作りに来た時に、薪ストーブの中に入れて焼いていたものだ。明るいベージュのものだけが完全に焼けているが、他のものは生焼けだった。もう一度焼いて見よう。もう一枚の写真には倒しかけの桧が白く写っている。


2000・2・13 PM1:30〜4:00
          

 今日は気持ちよく晴れ上がった一日だった。葉っぱの落ちてしまった寸時舎に、暖かい陽射しが気持ちよかった。実は葉っぱは全部落ちているわけではなくて、大部分が落ちていた。寸時舎の真中にデンと立っている桧は濃い緑の葉っぱを着けている。落葉樹の空間にしたいと思っていたので、今日切ってしまおうと思った。あまりに大きな木なので倒す方向を間違えると危ないなと思いながら、中川さんのアドバイスを受ければ大丈夫だろうと斧で切り始めた。半分くらい切ったところで中川さん一行と、お友達がみえた。ところが中川さんは小松の寄り合いがあって、呼子に魚を食べに行ったということだった。頼りにしていたのだが仕方がない。
 先月のページのプリントを見せると、遊君も載せてもらいたいといってせっせと絵を書き始めた。小学校一年生で、図工が大好きという遊君が書いた、末っ子の草ちゃんの絵。よく見てしっかり書いているのに、ちょっと驚き。
 みなさんが帰った後でまた桧に向かう。普段野良仕事をやってないので、もう手にまめが出来てしまった。それでもなかなか切り倒せない。ノコを持ってきてゴシゴシやると、ミシミシッといいだした。倒れるかなと離れたところから眺めていたが、どうも倒れそうもない。近寄ってまたゴシゴシやると今度はメリメリッといいながら、思わぬ方へ傾いていく。そして木が生えている方へ倒れていった。ところが木の枝にもたれ掛かったまま途中で止まってしまった。仕方がないのでそのままにして帰ってきた。そのうち木の重みで枝を折って倒れ込むだろう。


2000・1・9 PM1:30〜4:00
                 


                 


 2000年の初めての「寸時舎可否店」は雨が降っていた。でも、そう強くはない清々しい雨だった。お客さんはいつもの中川さん一家。遊君は友達と遊ぶのに忙しくて、今日は女の子の花・風・草ちゃんの3人。最初はロフトから吊るしたロープにぶら下がって遊んでいたが、そのうち紙を見つけ出し字や絵を書いて遊びだした。そのうちの1枚を置いて帰ったので、ページに入れこんだ。5才になったばかりの花ちゃんの絵や字はとても面白い。字を書いて楽しむ、ただそれだけでいいんだな。

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